エンジニアリング組織論に招待される前に自身の方向音痴、及び、出社不確定性に立ち向かう

ごあいさつ

ハローハロー、こちらでははじめまして。目の前のラーメン屋さんに辿り着けない極度の方向音痴であるところのわたしです。

なのにどうして外人はわたしに道を尋ねがちなのか。

弊社では主にバックエンドを担当しており、プロダクトの新規開発、及び機能改修をしつつ、ケースによっては技術的負債の返却などを行なったりしています。

TL;DR

方向感覚に疑問も持つ人は、旧日本軍のように積極論とお気持ちだけで事に及ぶような真似をするな。戦略的敗北は戦術的勝利で覆らないって学校で習ったでしょ。

方向というものが少しもわからない。何なら右も左もわからない

畏友に言わせると「地球規模で見れば左右なんて瑣末なことだ」だそうですが、やっぱり困るわけです。これは某社CTO様に聞いた話ですが、"道がわからん"という現象にもグラデーションがあるように観測されるらしいとのこと。曰く、大分して、道を見ている人と、人を見ている人がいるそうな。行程を俯瞰している人は当たり前のように道に迷わない。その類の人種にとって、ここから先の論述は自身の足の裏の皺を数を数えるよりも無益かも知れません。これは"人を見ている側"、あなたに向けた記事です。

道に迷うことに何か問題でも?

まずはステークホルダーの存在を確認しましょう。人を待たせるという前提があるのであれば、そこに期限が設定され得るでしょう。ここにきてはじめて遅刻という『問題』が生じます。転じて言えば、期限内に目的地に居るということを前提としなければ、ただただ走行距離が伸びるというだけで、歩くのが億劫でなれば、そこには何の不都合もないということになります。ワインバーグ先生の『ライト、ついてますか?』流のアプローチです。

『問題』とは、望む状態(誰が望むのか、というファクタも含まれる)と観測された現状との差分、それのみを指す。

でもでも

それだけで世渡りするのは厳しい昨今です。期限が設定されるケースとしては、イベント、出社等が挙げられるでしょう。わたし達は自らの方向感覚にそもそも信を置かないという立場を採用しましょう。そして、期限という冷厳な現実と、その最中に無限の不確定性があることを許容し、それに立ち向かう勇気を持ちましょう。

基本姿勢:理想到着時刻から逆算した出発時刻という蒙昧を排する、看板を鵜呑みにしない、知ってそうな人に訊く

可能な限り早く出発しましょう。どうせわたし達に渋谷駅等の超構造建造物は手に負えません。

看板はメンテされていないケースがあります。メンテされていたとして、矢印通りに進めば良いという牧歌的な世界ではありません。大きめの駅から出ることすら難しい場合は駅員さんに地表までの道筋を尋ねましょう。

地表に出る事が出来れば、Google Mapが機能するようになりますし、交番もあります。勝ち筋が見えて来ましたね? おおよそ、駅員さん、受付カウンターの人、警官等、公共の場で制服を着用している存在一般は、経験的に案内に長じているケースが多いです。

ケーススタディ1:イベントに参加する場合

以下のフローを辿ればかなりの確度で期限までに然るべき場所にたどり着くことが可能です。

  1. 客層分析(それっぽい人の格好をあらかじめ分析しておく*)

  2. 最寄駅まで行く

  3. それっぽい格好をしている1人以上の人間を見かけるまでカフェ等で抽象的なことを考えている

  4. それっぽい格好の1人以上複数回見かけたら、付かず離れずの距離で後を追う

ケーススタディ2:出勤

まいにちがせんそうですよね。ASAP起床していて、さすがに最寄駅までは辿り着けることを前提としています。

  1. 比較的乗車の列が少ない箇所を探す

  2. 列に白い杖を持っている人がいないか走査

  3. ベビーカーの走査

  4. リュック及びキャリーなどの走査

  5. 2、または3項が真である場合、サポートしましょう

  6. 電車に乗る

  7. 索敵(クレーム等、手を焼かせそうな人間から可能であれば距離を取りましょう。経験則的に年齢層上目のスーツ姿かつリュック使用者は何か厄介なケースが多いです)

  8. 電車を降りる

  9. なんとかして駅を出る(適切な出口で)

ケーススタディ3:何故か外人に道を聞かれた

  1. "Follow me"と言います

  2. "Go straight"と言えるところまで誘導します

  3. "Go straight"と言います

ほらほら、ペインが少ないでしょ?

わたし達はただただ能力が劣っているわけではなくて、他にリソースを集中しているわけで、そこに振り切れば、なんとか日常を波風立てずに暮らせるって思いませんか(ここからミラーニューロン等の脳科学を経てpython周辺のML事情に物申すには、この人生は短すぎる)。

なお

弊社はリモート勤務可なので、この問題は解決するどころか、問題ではなくなるわけですが、職場が楽しいので、今のところリスクを許容する戦術を採用している次第です。

付記(*)

  • 音楽関係であればバンドTシャツ、レザー、変なデニムの人を探しましょう

  • 技術関係であれば、何歳の頃にママに買ってもらったのかと問いたくなるような変なコーディルロイのシャツの人を探しましょう

  • ビジネス関係であれば、スーツでしょう。よれよれのスーツ(現場のマネージャ)、意識の高さとシャツの襟の高さは相関関係にあります